
こころのえ?ほん 第4巻
“恋ってなに?”
小学4年生のあかりは、初めて人を好きになり、恋について考えるようになりました。「恋ってなに?」思わず書いた日記のページに、あかりは自分が経験してわかった答えを、書き加えていくことにしました。
初めての恋は、相手の男の子より頭の中で作ったお話を好きになりました。「恋とは、自分を主人公にした物語を作ること。」
二度目の恋は、中学生のとき。おたがい好きなはずなのに、何も伝えられないまま卒業式をむかえました。「恋とは、一歩ふみだす勇気が必要なもの。」
初めて付き合ったのは、高校生のとき。でも、相手の欠点を許すことができず、別れてしまいました。「恋とは、相手の好きなところだけでなく、きらいなところも受け入れること。」
大学生になり、社会人になり、あかりは成長とともに違った形の恋を経験し、答えを増やしていきます。そしてある日、ふと気が付きます。「あれ? わたし、もう恋をしてない」あかりの心に、何が起こったのか。あかりが最後に見つけた答えとは……。
子どもを幸せな恋へと導く「恋の教科書」。ぜひ親子で読んで、あなた自身の答えも伝えてあげてください。









絵:熊本 奈津子(くまもと なつこ)
イラストレーター。セツ・モードセミナー卒業後、2007年よりフリーでイラストの仕事をはじめる。児童書を中心に、雑誌、書籍挿絵・挿画、教科書挿絵などを手掛け、今回が初の絵本作品となる。ほのぼのした中にもおしゃれでかわいらしい感じを出せるよう心掛けている。代表作に『誕生月でわかる育児の本』シリーズ(全12冊 学研パブリッシング)挿画など。
公式HP : natsukokumamoto.com

作:大野 正人(おおの まさと)
1972年、東京都生まれ。文筆家。『こころのふしぎ なぜ?どうして?』を代表とする、累計200万部の売り上げを超えた「楽しく学べるシリーズ」(高橋書店)で、執筆、イラスト原案を担当。論理的かつ深い視点から、誰にでもわかりやすい表現で執筆する技術を持ち、携わった書籍の累計売上は300万部を超える。

編集:清水あゆこ(HP)
ブックデザイン:百足屋ユウコ・カナイアヤコ(ムシカゴグラフィクス)